研究内容


将来、あらゆる物が無線通信機能を有し、インターネットに接続する「モノのインターネット(IoT: Internet of Things)」社会が来ると予想されています。それらの機器に低消費電力かつ低コストで無線機能を提供する集積回路(RFIC: Radio Frequency Integrated Circuits)を創出し、IoT社会の実現に貢献します。

ハード(回路)とソフト(システム)の両面から、RFICの低消費電力動作と低コストでの実現を目指しています。

キーワード:CMOS集積回路設計(アナログ・デジタル), 無線トランシーバー, 直接RFサンプリング受信機

Digital-RF Transceiver

これまでのRF送受信機でアナログ回路を極力少なくした「デジタルRF送受信機(トランシーバー)」を開発することで、RFICの設計効率の向上を目指します。これによりRFICの開発費用・期間を大幅に削減・短縮し、無線端末機器のさらなる普及に貢献します。

直接RFサンプリング受信機の低消費電力化

直接RFサンプリング受信機を低消費電力で動作させるアーキテクチャ(構成)を研究しています。

高速サンプリング(GS/s)A/D変換器の開発

電圧制御発振器(VCO)ベースA/D変換器を時間インターリーブ動作させ、高速サンプリングと低消費電力動作を両立させたA/D変換器を実現します。

時間インタリーブA/D変換器における特性ミスマッチのデジタル補正

A/D変換器の特性ミスマッチで発生するエイリアス信号をデジタル信号処理で取り除きます。

A/D変換器における3次非線形性のデジタル補正

A/D変換器の3次非線形性に起因する不要波をデジタル信号処理で低減します。

修士論文の概要

2018年度

2017年度

2016年度

卒業論文の概要

卒業研究のテーマ